どうしようもないままで美しい僕ら

かんがえたことと日々の記録

依存と障害について

僕は、恋人に「自立してない」って言われていた。

自分では、あんまりその意味がわかっていなかった。

恋人に依存しているということに気づいていなかった。

 

「障害とは、依存先が限られていることである」というような言葉を、本で目にした。

障害者は、いろんなものや人に頼りまくることによって生きている人のように見えるが、実はそうではなくて、限られたものにしか頼れないという。依存できる資源が全然ないのだ。

 

僕は障害者ではないが、「依存先が限られている」というのは、あのときの自分のことだと思った。

障害のある方とは違い、依存先となる資源がないわけではない。

でも、いちど依存してしまうとそれ以外のものに依存を分散させるのは難しい。そして、そのときの僕にはひとつのものにだけ依存してしまっていると気づく能力がなかったのだ。

 

他の人の話を聞くと、この「恋人に依存する」というのはわりかしよくあることみたいだ。

「依存」という言葉に対して持つイメージは人それぞれだから、そんなことないよと思う人もいると思うけれど。

恋愛っていうのは少なからずそういう依存や執着の要素をふくむものかもしれない。

 

依存や自立というのは、障害の文脈で語られることが多い気がするが、自分の問題でもある。

福祉って大体そんな感じだと思う。全部自分のことだ。