どうしようもないままで美しい僕ら

かんがえたことと日々の記録

ひとと比べることについて

ひとと比べるのが必要なときもある。

たとえば、自分の価値観や、特定の人の価値観を相対化して考えたいとき。

さまざまな他の価値観を知ることによって、その価値観がどういうものなのかがはっきりする。

また、他の人にはできなくて自分にはできることを知ったり、自分にはできないけど他の人にはできることを知るためにくらべることは必要だと思う。適材適所はだいじだ。

 

でも、上下で比べるのは絶対によくないと思う。

この人は私より上、私より下、とか、そんな序列は誰にとってもよくない。不毛である。

 

私は他人と自分を比べすぎる、と高校のとき親しくしていた先生に言われた。

「どのくらい他人と自分を比べているか」について他人と自分を比べてみたことはないけれど、いろんな生徒を見てきた先生が言うのだからそうなのだろうと思う。

心の中で序列ができていて、自分より上の人だけがよく見え、私もそうあらねばならないと思ってしまう。

比べたくないと思っているのに、どうしても比べてしまうのだ。

 

僕は自分に、有能でなければならないという呪いをかけている。

 

比べたうえで、できない自分のことをちゃんと受け入れる、というのでも良いのかな。

他の人にできることが自分にできなくてもいいと思うのは難しいかもしれない。

でも、自分にできることをよく見たいし、そうできる場所にいたいね。