どうしようもないままで美しい僕ら

かんがえたことと日々の記録

あたしのこころが求める文章はあたしが書けば良いしあたしのこころが求める写真はあたしが撮れば良い

今日は施設の夜勤。なんだか調子が悪くて、こころが重くて、全く何の仕事もしたくなかった。記録とか申し送りとか、家事(家事っていうの?たとえば、排水溝のネットを取り替えるとか、歯ブラシを消毒したあとに食べかすを取り除くとか、そういうの)とか、やらないといけないことがまあまあある。

夜勤中は、ずっと仕事をしていないといけないわけじゃない、私は棟(ユニット)にひとり、時間の使い方自由、別のことをしている時間的余裕はある。15時半から朝9時半まで。

すごく何もしたくなかったので、夜勤のおともに持ってきた荒井裕樹さんの『まとまらない言葉を生きる』読んだ。2時間足らずで読めてしまった。やっぱこの人の本いいな。自分の方向性と重なる。生きること、いのち、そのとうとい痕跡。

前回の夜勤の時は、谷川俊太郎の『愛について\愛のパンセ』(\こっち向きだったか/こっち向きだったかわからん、、)を持ってきてたんだけど、ほとんど読まなかった気がする。何してたのかな?

 

と思ったら、前回の夜勤のときに、眠いのに眠いって気づかなくて変な状態になって書いた文章?が出てきた。引用?する。(読まなくていい)

 

ーー

紫陽花がいろづく季節だから雨が降ってあなたたちが憂うつだけどなんて言っているあいだにあなたの見えないところでわたしは花火をしているあなたの見えないところでわたしはわたしは、そしてわたしの見えないところであなたが何をして生きていようとつながる必要がない。ただこんな気持ちを誰かに預けて握りつぶすか、なだめるかしてほしい。朝が来ることを待ちたくない。今何も見たくない。嘔吐しそうだから。静かなこころのなかに置いておく場所がない。生きることが身の丈に合わないからずっと拾いきれないまま溜まっていって、わたしはこんなふうに渦に飲まれて。祈りなどに何の、と言い、外れる天気予報、降る雨、降らない雨、人間をこんな気持ちにさせるために梅雨があるし、生物は雨を。美しさなんて関係ない。あなたたちが勝手に決めることを許しはしない。天は雨。雨、雨、雨、雨、雨。雨、雨、雨、雨、雨、雨、雨

雨で流される?流したいと思っているのはあなただというのに。

そして、ちいさなためらいと失望は胸の中で可愛く殺して、こんなふうに心の中の土に埋めたから、そこから育ってきて私の胸を突き破って出てきたそれを、むしろすごく愛情深く育ててみようと思う。

あなたが喪う時の話を聞いて手も握って音も立てて、あなたの目が、手が動いて、声が出て、あなたは。

覗いてみるけれど目隠しをされている。

愛という名で持て余して、死に近づく。我々には、死が必要だからだ。

あなたがどんな夢を見るのか、それがあなたの全てなのではないか。このまま夜が寒い、私は寝てみようかと思った。

ーー

 

とくに伝えたいことや表現したいことがあったわけではないと思うけど、そのときの気持ちや状態はうまく表してるから、その意味で自己表現はうまくいってると思った。

 

あ、やっぱり仕事したくないからこれ書いてるのかな、あたし、本読み終わっちゃったもんね。

みんな、どのくらいの長さだったらブログ読んでくれるの?長かったら、飛ばし読みするよね?別に読む意味がある文章なんて、書いてないし…

読む意味がある文章って、なんなのかわかんないけど、そんなに自分にとっても他の人にとっても大事なことは書いてないと思う。

ただ書く。

 

それを読んでくれる人がいるのは、良いと思ってくれる人がいるのは、どうしてなんだろう。

 

仕事したくないから、できるだけ長く文章書こうとしてる、たぶん。笑

 

もうすぐ0時になってしまう。

 

なんか、もっと書きたいな。もうちょっと、質感のある文章、風景みたいな文章、わたし書けるやつがあると思うんだけど、それを書きたい。

 

花の話をしようかな。

アガパンサス。道路で花を見て、この花の名前なんだっけなぁと思って、「アガパンサス」と思ったんだけど、どうしてわかったんだろうね。記憶した記憶もないのに。

 

書きたい文章のイメージあるんだけど全然出てこないね。

何から始めたらいいんだろう。

今は無理なのかもしれない。

いや、うん、外に出ないと書けない文章っていうのがある。

外で、公園とか、まちとか、人とか、子どもとか、お年寄りとか、人が何をしてるか何を話してるか世界が何て言ってるか、どんな風が吹いてどんな花が咲いてどんな天気どんな気温でどんな匂いがするかというのを、感じないと書けない文章がある。

外に出かけた日の文章と、家や職場にしかいない日の文章は確実に違う。

だから今、外に出かけた日のような文章を書こうと思っても書けないのだ。近すぎる話しかできないから。変化がないからね。

 

さて、0時をまわってしまった。

2000文字くらい書いた。これを全部読む物好きな人はいない。

世の中に、書かれたけど読まれない言葉ってどのくらいあるのかな。世の中に、言葉、どれくらいあるのかな。

 

はー、そろそろ仕事しようかなぁ!

 

3分後に追記:外に出ないと書けない文章って詩のことだと思った