どうしようもないままで美しい僕ら

かんがえたことと日々の記録

言いたかったのに言えなかった

死ぬことが自分の幸せだと思って死ぬことを考えていたという友達と、幸せとは何か?と話した。

わたしは、今わたしは幸せだと言った。幸せは「なる」とか「する」ものというより、幸せで「いる」ものだと思うと話した。「変化じゃなくて状態ってこと」と友達が言ってくれて、そう!ってなった。

「幸せ」を目標や到達点にしてしまうと、今幸せじゃないってことになるから、それは悲しいと思う。「いま幸福だ」と言いたい。

「わたしはあなたに幸せでいてほしいと思ってる」ということを言いたかったのに、タイミングがわからなくなって言えなかった。

彼女の願う幸福の形は、彼女を幸福にするのかわからなくて、そのひとの信じる幸福より、ほかの人がそのひとの幸福だと思うことのほうが、より幸福のこともあるかもしれないとかいろいろ考えて、正解なんてわからないから、「こうしたほうがいいと思う」とか言えないから、自分が思う幸福の話をするしかなかった。わたしが彼女になってほしいと思う「幸福」とはどんなものなのか、わからない。

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何を考えたって綺麗ごとにしかならない夜で、誰かの幸福を願うと言うことさえ暴力になりうるのに。